北見市の山内穂乃花さん(北見三輪小6年)は、昨年秋から始めたカーリングに夢中だ。市内小学生が活動するジュニアクラブに所属するほか、おとなのチームに一人交じってアルゴグラフィックス北見カーリングホールでのリーグ戦にも参加。「ショットが自分の思ったところに決まるとうれしい」と練習に試合にと熱中している。
昨年参加したカーリング体験会で講師を務めたロコ・ソラーレの選手達に衝撃を受けた。「私もロコ・ソラーレの選手達のようになりたい」。憧れを抱いた。
最初は遠くまで届かなかった重いストーンも、この数カ月間の経験で「慣れると大丈夫になった」。デリバリの体勢もふらつくことなく、体幹でしっかりと重心を支える。
さきごろ開かれた小学生の大会にジュニアカーリングクラブのチームで出場した。「初めての大会で3位。メダルをもらった」とうれしそう。「次はもっと上をめざす」
オリンピック選手を輩出するなど伝統のある北見カーリング協会北見支部のリーグ戦に最近加わった。
祖母が所属するチーム「と金」で、かつて北見レク協のチーム名で活動していたベテラン勢の中に一人、小学生で参加する。リードを務め、しっかりとガードを布石するなど相手チームを翻弄(ほんろう)する。祖母は「まさか孫と一緒にカーリングができるなんて」と感激。「カーリングの話ができてうれしい」と笑顔をみせる。
ジュニアクラブではスキップを務める。
と金チームのメンバーは、穂乃花さんがおとなの試合を経験しながら「戦略を勉強しているようだ」と研究熱心なところに好感触。母親は「カーリングを始めてから向上心が芽生えたように思う。大きく成長してくれれば」と優しく見守る。
カーリングを通じて他校の生徒と友達になれた。「カーリングは面白い。楽しむ子ども達が増えるといいな」と思っている。 (寒)