
北見の中川勝彦さん(77)と孝子さん(同)の喜寿を記念したきり絵と植物画の夫婦展が、市内のまちきた大通ビルパラボ3階市民ギャラリーで開かれている。精密に表現された勝彦さんのきり絵と孝子さんの植物画20点ずつを展示している。27日まで(最終日は午後4時まで)。
勝彦さんは教職を定年退職した後の2009年からきり絵の制作を始め、現在はオホーツクきり絵の会会長を務める。孝子さんは1998年にしれとこ植物画同好会に入会し、元北海道植物画協会会長の清水晶子さんの指導を受けた。北海道植物画協会、きたみ植物画同好会会員。
夫婦展は3回目。今回は特に、令和7年7月に77歳を記念して開こうと計画していたそう。
勝彦さんは、エスコンフィールドの壁画をきり絵にした「Tower11」や自転車に乗る孫の姿を切り取った「孫(sea to summit)」など、さまざまなジャンルを題材に、細かい作業を楽しみながら制作した作品を出品。
孝子さんは「旅した植物画」をテーマに、富山県中央植物園で展示した「和ハッカ」をはじめ、旭川、函館など各地で展示経験のある作品が中心。繊細で植物の美しさが感じられる作品が並ぶ。
二人は「夫婦そろって健康で趣味を楽しめることに幸せを感じています。80歳でまた夫婦展ができたら」と話している。 (菊)

