震度2が3回、1が9回

2025-02-07 掲載

(網走管内/社会)

近年では最少、管内の地震観測

 網走地方気象台は、2024年(1月~12月)の「管内(網走・北見・紋別地方)地震活動図」をまとめ1月14日、同気象台のホームページに掲載した。震度2を3回、震度1を9回観測。震度3以上はなく、震度1以上の計12回は前年(同23回)の約半数だった。

網走地方気象台 昨年分まとめ

 発表によると、昨年3月14日に十勝地方北部を震源とするM(マグニチュード)4・1の地震が発生し北見市、訓子府町、置戸町で震度2を観測し美幌町や津別町などで震度1を観測した。8月4日には釧路沖を震源にM4・7の地震が起き、震度2を斜里町で観測。9月26日は釧路沖を震源とするM5・7の地震により網走市、美幌町、大空町、北見市、訓子府町など広範囲で震度2を観測した。

 昨年観測した12件のうち、管内が震源だったのは1件。3月2日に北見地方を震央とするM2・3、震源の深さ0㌔㍍の地震が発生し、佐呂間町で震度1を記録している。管外が震源だったのは11回。根室が震源の地震が5回で釧路が4回、十勝と千島列島が各1回。

 一昨年は震度3を2回観測したが、昨年は震度3以上の観測は0回だった。ちなみに2004年9月26日には十勝沖を震源に北見や訓子府で震度5弱、2013年2月5日には十勝地方中部を震源に北見や訓子府で震度4を観測している。

 年間の震度1以上の観測回数は近年、2021年が22回、22年が18回、23年が23回で、24年の12回は少ないほうだった。

 同気象台が前年1年間の管内における地震観測データをまとめ例年1月に発表している。ホームページでは地震活動図や表などを詳しく掲載している。 (寒)

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