北見公共職業安定所は、同所管内の障がい者雇用状況(2024年6月1日現在)をまとめた。民間企業の実雇用率は2・72%で法定雇用率の2・5%をクリア。一方、地方公共団体の実雇用率は2・69%で法定雇用率の2・80%を下回った。
民間の集計企業数は137社で、雇用算定の基準となる対象労働者数は1万3347・5人。雇用されている障がい者数は363・5人で実雇用率は2・72%と前年比0・1ポイント上昇した。北海道の2・64%、全国の2・41%を上回っている。
法定雇用率を達成している企業数は64社。達成企業の割合は46・7%で前年比2・9ポイント低下した。
一方、地方公共団体9機関のうち達成機関は6機関、達成割合は66・7%で前年と同じだった。
同安定所は、地方公共団体への対応ついて「民間企業に率先して法定雇用率を達成する立場にあることから、未達成の機関に対する指導を強力に実施する」としている。
※短時間労働者は1人の雇用につき0・5人、重度の障がい者は1人の雇用につき2人などとカウント。 (柏)