北海道大会は道内11チームがトーナメントで対戦。南中男子は1、2年生11人で、大会には補欠を含めて8人が臨んだ。
対戦は最大3試合を行い、先に2勝したチームが勝ち上がるルールで、南中は初戦で札幌西野、2回戦で江別第一、準決勝で岩見沢光陵をそれぞれ2―1で下した。決勝は名寄に1―2で敗れた。
主将の嶋田徠希くん(2年)は「みんなの力を合わせて戦いました。準優勝という結果を残せてとてもうれしいです」と喜ぶ。
嶋田くんとのペアで後衛を務め、大会を通じ3勝を挙げた宮浦遼人(はると)くん(同)は「前衛が決めやすくなるよう意識しました。中ロブ(低いロブ)をうまく使えるようにして、さらにチャンスボールを呼び込みたい」と向上を誓った。
上野煌くん(1年)とペアを組んだ澁谷莉玖くん(2年)は、2人とも前に出る「ダブル前衛」の戦術で臨み、3勝1敗。「初戦は硬さがありましたが、2戦目からは練習通りプレーできました。東日本ではもっと声を出してチームを盛り上げたい」と意気込んだ。
東日本大会に向けては、あらためて8人のメンバーが選ばれる。部員同士がライバルでもある。インフルエンザで北海道大会を欠場した阿部奏佑くん(同)は「準優勝はすばらしいですが、個人的にはくやしいです。5月にメンバーに食い込めるよう練習に打ち込みたい」と雪辱を誓った。
監督の濵田将平教諭は「冬はコートが使えず、廊下などで練習する日も多い中で、気迫のこもったプレーで勝利をたぐり寄せてくれました」と奮闘をたたえた。 (浩)