比較的大きな事業では、3年計画の2年目になる第Ⅳ期埋立処分場造成工事に合計5億8872万円を計上。仲町団地の建て替えに伴い、入居者の仮住居として旭団地7号棟(30戸)を建設する。建設は25、26年度の2年間で、総額14億3904万円を投じる。図書館や体育施設、公園などこれまでLED化されていない施設の照明をLED化するため合計約4億円を盛り込んだ。
子育て関係では、3歳以上と第3子以降だった保育料の無償化を、新たに0〜2歳の第2子にも拡充。子どもの発達のようすや、受けた支援を記録して情報を共有し、切れ目のない支援を目指す子育てサポートファイル「ハグミン」を新たに導入する。
教育費では、31年度の開校を目指す義務教育学校の整備基本構想策定に1150万円を計上。美幌高校の魅力を発信するコーディネーターとして地域おこし協力隊員を採用する。中学校の部活動は、新たにサッカー部を地域クラブに移行する。
外国人の介護職員を確保するため、雇用する事業所と、1年以上勤務した職員に助成金を交付する制度を新設。峠の湯びほろの入浴料は、新たに介助者も入浴料の半分を助成する。がん治療に伴う脱毛でウィッグなどを購入する費用として上限3万円を助成する。
ヒグマの出没が相次いでいることを受け、ハンターの出動報償を一日9千円から1万2千円、駆除した時の交付金を1頭2〜3万円から5万円にそれぞれ増額。新たな狩猟免許取得者に上限5万円を補助する。
空き家の除却に対する補助金は、補助率を2分の1から3分の2、上限を50万円から80万円に引き上げる。住民票などの証明書をコンビニで取得するシステム構築の委託料として800万円を計上。稼働開始は26年2月を予定している。 (浩)