
児童館の建設工事に6億1640万円、外構工事に1800万円を計上。放課後児童クラブの機能と小学生から高校生までの居場所として整備するもので、児童館の供用開始は26年8月を目指している。児童館建設にかかる総額は2カ年で実施する外構工事費を含めると6億7240万円となり、補助金や過疎対策事業債の活用により、町の実質負担額は1億7260万円を見込んでいると説明した。これに加え、児童館周辺の町道若松2丁目線などの拡幅や歩道の整備に9057万円も計上した。
また、民間の事業所で働きながら地域協力活動に取り組む委託型の地域おこし協力隊の受け入れに6事業者分3300万円。隊員の地域定着を推進する補助金制度も開始する。
8月には災害時に必要な知識やスキルを習得するための体験型イベント「防災フェス」を開催する。
さらに今年は開町110周年を迎えることから11月に記念式典と講演会の開催を予定。特産品を詰め合わせて町民が選べる形で記念品を配布する。
このほか、収容数千体の合葬墓整備に2300万円、計画的に実施している橋りょうの長寿命化は中里18号橋などの修繕に2990万円、26橋分の点検費2930万円、町営林友団地4棟の外壁改修工事3200万円などを盛り込んだ。
町にとって懸案事項となっている特別養護老人ホームや庁舎の建て替えについて深川町長は「時間を掛けながら整備計画を練っていかなければならない」と慎重な姿勢を示した。
予算案は10日開会の町議会で審議される。 (理)