大空町の新年度予算案

2025-03-05 掲載

(大空町/政治)

一般会計 過去2番目93億円
公債費、人件費など膨らむ

 大空町は2月28日、2025年度予算案を発表した。一般会計は93億7505万円で24年度当初比0・9%増。投資的経費は同約5億円減らしたが、公債費や人件費、施設修繕費、光熱水費などが膨らみ、過去2番目に大きい予算規模になった。7つの特別・事業会計を含めた総額は前年度からほぼ横ばいの123億4762万円で過去3番目の予算規模。松川一正町長は「町民の皆さんが安心して暮らし、大空町が持続していくために編成した」と述べた。

総額は過去3番目
町持続のための編成

新年度予算案について述べる松川町長 == 株式会社伝書鳩|経済の伝書鳩|北見・網走・オホーツクのフリーペーパー ==
新年度予算案について述べる松川町長

 主な事業では、農業構造改善センター(ひまわり温泉)を大規模改修。サウナと水風呂を新設し、浴槽なども改修する。老朽化が進む女満別B&G海洋センターは5548万円を投じてプールを改修する。

 学校関連では、女満別小の体育館照明をLED化し、東藻琴小の温風暖房機、スクールバスを更新。社会福祉協議会が実施する放課後等デイサービスの経費を新たに支援する。

 基幹病院の女満別中央病院の救急医療体制、療養型病床確保などのため1億282万円を計上。8月に供用開始予定の河川防災ステーションは、備品などを購入する。

 26年3月に大空町誕生20年を迎えることから、多くの記念事業を計画。めまんべつ観光夏まつりは音楽に合わせて花火を打ち上げる「音楽花火」を初めて実施する。老人福祉大会は「健康福祉まつり」に改称し、福祉と健康に関心を深めてもらうイベントにする。

 このほか、五輪出場選手の体験教室や講演会を開催。女満別、東藻琴両消防団の合同演習を行う。 (浩)

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