「この靴下カバーで少しでも温(ぬく)まってくれたら」。北見の女性(76)がこのほど、およそ1年かけて編んだ靴下カバー100足を、北見市社会福祉協議会に寄贈した。
亡くなった義理の母がマフラーや靴下カバーなどを編んでは施設に寄贈していた姿を見ていたという女性。その遺志を継ぎたいと、寄贈をめざしてコツコツ靴下カバーを編み続けたそう。
購入したりもらったりして集まったさまざまな毛糸で編んだ靴下カバーは、赤や黄、紫、青ととてもカラフルでサイズもいろいろ。
同協議会を通じて要望のあった施設などに寄贈することになり、女性は「年齢を重ねると特に足からの冷えはつらい。少しでも喜んでもらえたらうれしいです」と話している。 (菊)