同会議所は昨年10月に北海道の最低賃金が960円から1010円に引き上げられたことに伴い、パート、アルバイト従業員の賃上げ状況を調査した(回答数116社)。
引き上げ額は、最低賃金の引き上げ額と同額の「50円」が50・8%で最も多く、次いで「51~100円」が23・0%、「49円以下」が14・7%、「101円以上」が6・6%。
賃金引き上げのために実施した対応(複数回答)は「商品、サービスの値上げ」が18件で最も多く、次いで「対応したいができていない」が17件、「対応の必要を感じない」が13件、「設備投資による省力化」が11件などとなった。
最低賃金の改定に合わせて正社員の賃金引き上げを行った企業は54%だった。
個別意見として「今後の賃上げは大変厳しい」「引き上げの根拠が不明」「北海道はいくつかのエリアに分けて賃金を決めるべき」などの声が上がっている。