北見商工会議所は2024年度第3四半期(10~12月)の景気動向調査の結果をまとめた。全体の景況は前年同期に比べ8・7ポイント悪化した。
北見市内の企業116社が回答。集計結果は、好転割合から悪化割合を差し引くDI値(景気動向指数)で表している。
全体の業況は昨年に比べ「好転した」とする企業が28・4%、「悪化した」とする企業が37・1%でDI値はマイナス8・7。前年同期(0・0)を8・7ポイント下回った。
業種別では、卸売業が前年同期比32・7ポイント、小売業が同21・5ポイント、製造業が同21・0ポイント、サービス業が同16・7ポイントそれぞれ大きく下落。一方、建設業は同24・3ポイントの大幅な改善傾向を示した。
経営上の問題点は1位が「諸経費増」、2位が「人材不足」、3位が「人件費増加」で、物価の高騰や人手不足とそれに伴う人件費の増加が企業経営に重くのしかかっている。