景気はマイナス水準

2025-11-20 掲載

(網走管内/社会)

網商の第2四半期調査

網走商工会議所の景気動向調査によると、令和7年度第2四半期(7~9月)のDI値(※)は、前回調査に続きマイナス水準だった。小売業、サービス業の悪化が目立った。
※DI値=「好転」と回答した割合から、「悪化」と回答した割合を差し引いた値

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 調査は市内151社を対象に実施し、105社からの回答を得た。全体のDI値は△(マイナス)13・3で、前回調査(△12・5)より0・8ポイントの悪化傾向となった。

 業種別で見ると、小売業△33・3(前回調査比で13・3悪化)、サービス業△20・8(同12・4ポイント悪化)と、両業種のマイナス傾向が目立った。

 このほか、建設業は△3・9(同4・5ポイント改善)、製造業±0(同16・7ポイント改善)、卸売業±0(同7・7ポイント改善)となっている。

 次期(10~12月)の業況について、「DI値は△14・3を予想している」(網商)とし、悪化傾向は続くと見通している。

 調査では経営上の問題も尋ね、全業種において「人材不足」「諸経費の増」が上位を占めた。

 最低賃金が今年10月に改定されたことについて、賃上げを「実施済み」「実施する」と回答したのは計68社、全体の65%だった。

 業界の問題についての自由回答には、「大工不足」「若者が少ない」(建設業)、「漁獲量減少による次期に対する売上不安」(製造業)、「人口減少の場合厳しい状況になる」(小売業)などとの意見が寄せられた。 (大)

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