第20回全国高校カーリング選手権大会女子の部で優勝した、北見藤高校カーリング部女子チームが2月28日、北見市役所を訪れ、辻直孝市長に喜びの報告を行った。
スキップの千葉南美さん、サードの小林芙美子さん、セカンドの後藤若天(わかな)さん、リードの増山七星(ななせ)さんのいずれも3年生とリザーブで1年生の為国華穂さんの5人。全道高校カーリング選手権を制し、2月13日から青森市で開かれた全国大会に道代表として出場した。
5チームによる総当たり予選リーグで3勝1敗の2位通過。準決勝で東北選抜チームを10対4で下し、決勝に進出。予選リーグで唯一負けている長野・岩手合同チームとの再戦に「今度は負けない」「やってやる」と気合が入ったそう。
決勝前半を5―1とリード。しかし最終エンドに2点を取られ並ばれる。「少し焦った」と選手達。「相手も強い」と認め、開き直って「一つひとつ丁寧に」(千葉さん)と延長のエクストラエンドに臨み、2点を獲得して念願の初優勝を飾った。
同校は積極的にカーリングを取り入れており2009年の同好会発足から16年目の成果。選手達は「近くにカーリング場があるのがありがたい。ホールでは男子のキットカーリングクラブに指導してもらったり、ロコ・ソラーレの練習を横目で見たり、一流の選手達を間近にして刺激を受けてきた」と報告した。
辻市長は「一生懸命練習していると聞いていた。カーリングのまちとしてまた一つ勲章ができて嬉しい」と選手達をたたえた。 (寒)
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【決勝】
北見藤
01310010EE2=8
10002102EE0=6
長野・岩手合同