60歳以上の2025北海道シニアオープンカーリング大会(1、2日、妹背牛町カーリングホール=同大会実行委主催)に出場した「チーム北見」がみごと初優勝を飾った。副賞にもらった米俵を手にニッコリ喜んでいる。
北見カーリング協会北見支部所属のスキップ・佐藤宮子さん(77)、セカンド・榊不二夫さん(64)、サード・清水泰行さん(67)と名寄協会から加わったおそらく出場選手中最高齢のリード・相馬民男さん(82)の4人。
大会は、北海道カーリング協会で尽力した故・小林正男さん(北海道高齢者カーリング愛好会代表)が奔走し創設。公式シニア大会の参加条件50歳以上を超える60歳以上を対象にオープン形式で開催している。19回目の今年は全道から14チームが出場した。
競技は4エンド制の1時間とし、予選リーグと決勝トーナメントを実施。勝ち上がったチーム北見は決勝トーナメント1回戦で同じ北見協会の強豪・バロンを6―0の完封勝ち。これで勢いづき、準決勝は地元妹背牛のチームを3―1で下した。
決勝もベテランのチームワーク発揮し圧勝
スキップ・佐藤さん「子ども達の自慢に」
スキップを務めた佐藤さんはカーリング歴40年を超すレジェンド。ふだんは北見のホールで小・中学生のカーリング授業の講師を務めるが「大会は久々」。他の選手も支部リーグに参加する程度で1日数ゲームはきつく、佐藤さんは「スイーパーも務め体力的にも獅子奮迅に頑張った」。
決勝戦は札幌のチームと対戦。チーム北見はベテランの技と力を発揮し、序盤から得点を重ね4―1で圧勝した。「子ども達を指導する手前、本当は強いんだというところをみせられて良かった」と名誉を語る一方「副賞でもらった米が嬉しい」と実益にも顔をほころばせる。 (寒)