北海道シニアオープンカーリング大会初優勝

2025-03-10 掲載

(北見市/スポーツ)

チーム北見

60~80歳代の4人
歴40年以上の強者達

副賞の地元産米を手に喜ぶ佐藤さん(左から2人目)らチーム北見のメンバー == 株式会社伝書鳩|経済の伝書鳩|北見・網走・オホーツクのフリーペーパー ==
副賞の地元産米を手に喜ぶ佐藤さん(左から2人目)らチーム北見のメンバー

 60歳以上の2025北海道シニアオープンカーリング大会(1、2日、妹背牛町カーリングホール=同大会実行委主催)に出場した「チーム北見」がみごと初優勝を飾った。副賞にもらった米俵を手にニッコリ喜んでいる。

 北見カーリング協会北見支部所属のスキップ・佐藤宮子さん(77)、セカンド・榊不二夫さん(64)、サード・清水泰行さん(67)と名寄協会から加わったおそらく出場選手中最高齢のリード・相馬民男さん(82)の4人。

 大会は、北海道カーリング協会で尽力した故・小林正男さん(北海道高齢者カーリング愛好会代表)が奔走し創設。公式シニア大会の参加条件50歳以上を超える60歳以上を対象にオープン形式で開催している。19回目の今年は全道から14チームが出場した。

 競技は4エンド制の1時間とし、予選リーグと決勝トーナメントを実施。勝ち上がったチーム北見は決勝トーナメント1回戦で同じ北見協会の強豪・バロンを6―0の完封勝ち。これで勢いづき、準決勝は地元妹背牛のチームを3―1で下した。

決勝もベテランのチームワーク発揮し圧勝
スキップ・佐藤さん「子ども達の自慢に」

 スキップを務めた佐藤さんはカーリング歴40年を超すレジェンド。ふだんは北見のホールで小・中学生のカーリング授業の講師を務めるが「大会は久々」。他の選手も支部リーグに参加する程度で1日数ゲームはきつく、佐藤さんは「スイーパーも務め体力的にも獅子奮迅に頑張った」。

 決勝戦は札幌のチームと対戦。チーム北見はベテランの技と力を発揮し、序盤から得点を重ね4―1で圧勝した。「子ども達を指導する手前、本当は強いんだというところをみせられて良かった」と名誉を語る一方「副賞でもらった米が嬉しい」と実益にも顔をほころばせる。 (寒)

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