
今月に入っても交通死亡事故の発生が止まらないことから道は7日、鈴木直道知事名で2月28日に発表していた「交通死亡事故多発警報」の延長を決めた。2005年に制度ができてから対策期間が延長されるのは初めて。当初7日までだった期間を14日までに延長し、道民一丸となって悲惨な事故を食い止める。
道警北見方面本部交通課によると、3月9日現在の全道の交通事故死者数は29人で前年同期比20人増。道央圏での発生が15人と半数以上を占めている。北見方面管内の死者数は今年これまで2人で前年同期と同じ。
道警は、今後も気温低下による路面凍結や逆に雪解けが進んで実勢速度が上がることでの事故を懸念。「確実な安全確認」「スピードダウン」による路面状況に応じた運転を求めている。
具体的には、ドライバーは道路脇の雪山近くでは歩行者の飛び出しに備えて速度を落とし安全を確認すること、歩行者は必ず横断歩道を渡ること―などを呼び掛けている。 (寒)