北洋銀行と建設業の㈱T・N・O(本社北見市、玉手誠社長)は17日、同社の無担保社債「SDGs私募債(寄付寄贈型)」発行に伴い、北見工業高校にサーキュレーター15台(10万円相当)を寄贈した。
同社は2016年に創業し、主に農業や漁業用施設の建設・解体を手掛けている。
SDGs私募債は、適債基準をクリアした優良企業が発行でき、発行金額の一部が教育に役立てられる。同社は同銀行の受託・引受により、私募債3千万円を発行した。
同銀行は、発行者の希望に基づき発行金額の一部を道内の学校などに寄付・寄贈しており今回、玉手社長は母校である同校への寄贈を希望。同銀行がサーキュレーター9台を寄贈し、これに合わせて同社が6台を寄贈した。
この日は同銀行北見中央支店・留辺蘂支店の中地大介支店長と玉手社長が同校を訪れ、生徒も交えて贈呈式が行われた。サーキュレーターは普通教室や特別教室に設置され、エアコンの冷房効率アップや換気など学習環境の向上に役立てられる。佐藤靖尚校長は「とてもありがたく、大切に使わせていただきたい」と感謝していた。 (柏)