置戸町議会定例会が開かれ新年度予算案などを審議した。16日には「サンデー議会」が開かれ、傍聴に訪れた町民十数名が議員5人の一般質問を見守った。
柏原勝議員は町の災害の備えの一つとして、ペットの同行避難について質問した。深川正美町長は「道からも検討要請がきている。避難所への対応等早急にルールを検討し、方針を定めて周知を図りたい」と述べた。
また町内では現在8カ国、25人の外国籍の住民が暮らしており、柏原議員は、町が開催を計画している「防災フェスティバル」において「外国籍の住民の積極的な参加を呼び掛けてほしい」と要望した。
前田篤議員は、ともに築40年以上が経過している境野と勝山の消防団詰所の建て替えの考えを聞いた。深川町長は分団の配置など、置戸消防団全体のあり方を「本部や各分団、地域住民と検討が必要な時期」であるとし「現段階では詰所の建て替えを明言できない」と述べた。
中学生の学校健診でピロリ菌検査の実施を求めた石村吉博議員の質問に対し、深川町長は協議した上で「可能であれば年度内にも取り組みたい」と述べた。
町議会定例会は18日、会期を1日残して閉会した。 (理)