低気圧が発達し寒気が流れこんだ影響で、北見では4月29日午後、みぞれ模様に。夜半には本格的な雪に変わり、翌朝は雪景色となった。
気象庁の観測データによると北見で4月4日以来、25日ぶりとなる降雪を観測。降雪の深さの合計、最深積雪はともに3㌢だった。
北見では雪の終日の統計を取っていないが本紙が独自に調べたところ、記録が残る1980年以降の降雪の深さの日合計のうち、最も遅いのは1996年の5月12日で5月が3回。今のところ今年の4月29日は46年間のデータの中で6番目の遅さ。逆に最も早いのは1992年と2011年、2023年の3月27日。
2023年は春先から暖かい日が多く、夏の高温傾向へと続いた。今年はこれより1カ月以上遅く降雪を観測。翌30日にも雪が降ったが、すぐ解けたことから降雪は0㌢の観測だった。農業者らは「これ以上降らないで」と祈っていた。 (寒)