北見市は市内の公園や市道などにネーミングライツ(命名権)を導入する。さきごろ開かれた市議会建設上下水道常任委員会で報告した。
公園や道路の維持管理に充当する新たな財源確保が目的。市が民間事業所などと契約を結び、公園、市道に企業名や商品名などを冠した愛称を付与する代わりにネーミングライツ料を受領する。
対象となるのはほぼすべての市内の公園や市道、橋やアンダーパスなどの構造物で、東陵公園やとん田公園、墓園など一部は除外される。
愛称は、公園の場合「◯◯公園」「◯◯パーク」、道路や橋の場合「◯◯通(ロード)」「◯◯橋」など施設の種別が判別できる語句を含むことなどが条件。ネーミングライツ料は年額10万円~60万円以上に設定。
市は6~7月にネーミングライツ・パートナーを募集。その後、審査委員会などを経て8~9月に契約締結と公表を行い10月に愛称の使用を開始する。契約期間は2030年3月末までの4年6カ月間。 (柏)