市営住宅の目的外使用の範囲拡大

2025-06-05 掲載

(北見市/社会)

子育て支援や社員住居に

北見市 2日から募集開始

 北見市は、市営住宅の目的外使用の範囲を拡大し、2日から募集を開始した。空き住居の有効活用を図る取り組みで、民間の子育て支援や企業の従業員用住宅として使用が可能。対象物件は市内4自治区合わせて47戸の住宅と集会所1カ所。

 市営住宅の目的外使用とは、本来の入居者を阻害しない範囲で空き住戸を貸し出す制度。市は空き住戸の有効活用を目的に、これまで災害被災者の一時入居や就労、職業訓練などの自立支援を行う事業者への貸し出しを行ってきた。

市内の空き住居を有効活用
4自治区で47戸と集会所1カ所

 今回、地域要望もふまえて新たに「子育て支援」をはじめ「障がい者、高齢者などの生活支援」「団地コミュニティの活性化」「産業成長、人材確保支援」などを対象用途に追加。具体的には子ども食堂や子育て支援拠点、外国人技能実習生を含む企業の従業員の住居などに空き居室を使用する想定で、利用できるのは市内に事業所のある法人または個人の事業者。

修繕が必要な物件も
事前に内覧し現状確認を

 対象となる市営住宅は北見自治区が若葉、小泉など5団地27戸、端野自治区が白かば団地の3戸、常呂が南町と新西町の2団地4戸、留辺蘂が上町、旭町など4団地13戸で家賃は2万600円〜3万9700円。このほか美山団地集会所が5万5千円。

 築年数は22〜50年で、中には用途により修繕が必要な物件もある。修繕費用は使用者負担となるため、市は事前に内覧し、現状を確認するよう求めている。

 問い合わせは市公営住宅管理課(0157-25-1626)へ。 (柏)

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