網走市の2024年度観光客入り込み数

2025-06-06 掲載

(網走市/社会)

156万7700人で前年上回る

 網走市がまとめた、2024(令和6)年度の観光客入り込み数は156万7700人、延べ宿泊数は39万6052人で、ともに前年を上回った。ただ、宿泊者においてはコロナ禍前の19(令和元)年度を下回り、宿泊率(入り込み数に対して宿泊数が占める割合)も減少傾向が続いている。

延べ宿泊数は39万6052人
滞在型観光地の人気度「宿泊率」は

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 24年度の宿泊者数は過去10年で2番目の多さ。最も多かったのは、コロナ禍前の19年度で39万9千人余りだった。

 滞在型観光地としての〝人気度〟を示す数値の一つとして「宿泊率」がある。

 24年度の宿泊率は25・2%で、前年比0・2ポイントの減。コロナ禍前の19年度26・4%と比べると、24年度は1・2ポイント減った。

 市内観光施設の入り込みでは、オホーツク流氷館が14万8千人余り、博物館網走監獄24万8千人余り、流氷観光船おーろら6万4千人余りだった。いずれもほぼ前年並みだった。

コロナ禍前水準には回復せず減少傾向続く

 オホーツク流氷館は23(令和4)年1月にリニューアルオープン。その後の来館者は増えているものの、コロナ禍前の19年度来館者(15万1742人)までには復調していない。

 …………………

 市観光課による、24年度観光状況についての分析は次の通り。

【プラス面】
 ▽上期=円安影響によるインバウンド(訪日旅行者)の増加、スポーツ合宿・イベント集客の増加
 ▽下期=円安影響によるインバウンドの増加、春節期間の中華圏観光客の増加、渡航条件緩和による中国人観光客の増加

【マイナス面】
 ▽上期=全国旅行支援割終了による反動減、知床遊覧船沈没事故の影響による観光客減
 ▽下期=宿泊施設等の価格高騰

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  • 観光客

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