
24年度の宿泊者数は過去10年で2番目の多さ。最も多かったのは、コロナ禍前の19年度で39万9千人余りだった。
滞在型観光地としての〝人気度〟を示す数値の一つとして「宿泊率」がある。
24年度の宿泊率は25・2%で、前年比0・2ポイントの減。コロナ禍前の19年度26・4%と比べると、24年度は1・2ポイント減った。
市内観光施設の入り込みでは、オホーツク流氷館が14万8千人余り、博物館網走監獄24万8千人余り、流氷観光船おーろら6万4千人余りだった。いずれもほぼ前年並みだった。
コロナ禍前水準には回復せず減少傾向続く
オホーツク流氷館は23(令和4)年1月にリニューアルオープン。その後の来館者は増えているものの、コロナ禍前の19年度来館者(15万1742人)までには復調していない。
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市観光課による、24年度観光状況についての分析は次の通り。
【プラス面】
▽上期=円安影響によるインバウンド(訪日旅行者)の増加、スポーツ合宿・イベント集客の増加
▽下期=円安影響によるインバウンドの増加、春節期間の中華圏観光客の増加、渡航条件緩和による中国人観光客の増加
【マイナス面】
▽上期=全国旅行支援割終了による反動減、知床遊覧船沈没事故の影響による観光客減
▽下期=宿泊施設等の価格高騰