
北見市に暮らす外国人が安心、安全に生活できるよう、北見国際技術協力推進会議(事務局・北見市市民活動課)と北見警察署などが4日、防犯や防災に関するワークショップを北ガス市民ホール(北見市民会館)で開いた。ミャンマー、インドネシア、ガーナなど6カ国から、北見工業大学の留学生を含む14人が参加した。
地域住民と協力しながら、誰もが安心して暮らせる環境づくりを進めるとともに国際理解を深めようと行われた。
開催にあたり同会議事務局の泉信之事務局長は「みなさんの分からないことを少しでも減らしたい。困っていること、心配なことを話して、安心安全に暮らしてほしい」とあいさつした。
参加者は、同警察署署員から護身術を教わるなど、防犯と防災についての説明を受けた。
日本語が分からない参加者には、JICA北見デスクの茶谷堅志朗さんが通訳した。
自転車シミュレーターを体験
会話楽しみながら「生活ガイド」の紹介も
その後参加者は2つのグループに分かれ、一方は市職員との座談会に参加し、もう一方は警察署が用意した自転車シミュレーターに乗って交通ルールを学び、交互に体験した。
座談会では市職員が、バスの乗り方やごみの捨て方、病院の探し方などを優しい日本語で分かりやすくまとめた「北見市に住む外国人のための生活ガイド」を紹介。このほか、「日本でやりたいことは?」との問いかけに、「山の水族館に行きたい」や「スノーボードをやりたい」などの声が上がった。
偶然同じ国出身だった参加者同士もいて、後半は異なる国同士の参加者が、日本語に時々英語を交えながら会話を楽しむ姿も見られた。(知)
