
第78回秋季北海道高校野球大会北見支部予選は23日、2回戦2試合が行われ、北見柏陽が網走南ケ丘、北見北斗が北見工業をそれぞれ下し、27日の準決勝に進んだ。準決勝で北見柏陽は網走桂陽、北見北斗は紋別と対戦する。
第1試合は9回表2死1、2塁から北見柏陽の濱野大悟選手(1年)が左越え2点適時打を放って9-8と逆転。南ケ丘は序盤から先行する形で試合を進めたが、最終回に逆転を許した。
濱野選手は「投手陣が頑張っているので打つしかないと思っていました。めっちゃ気持ち良かったです」と笑顔を見せた。
柏陽は先発の大野蒼太投手(1年)が4回途中で失点7(自責点35と苦しみ、守備陣も4失策と乱れた。市野紘隆監督は「大野は気合が入り過ぎ、守備は悪いところが全部出ました。メンタルの要素が大きいと思うので、次戦に向けて選手と話をしていきたい」と話した。。
第2試合は1回裏に5点を奪う猛攻を見せた北斗が終始リード。工業は6回に4点を奪い、12安打を放つなど詰め寄ったが、及ばなかった。
北斗1番打者の石原晴那選手(2年)は3安打、4盗塁の活躍にも「打撃の内容が良くなかったです」と満足はしていない。「出塁して得点に絡む自分の役割を果たしたい」と話した。
工業の山田成達監督は「来春、夏に向けて投手力、守備力を強化したい」、坂本獅苑主将(2年)は「あと一歩で追いつけそうな展開でしたが届きませんでした。実戦、接戦を意識して練習したい」と話した。 (浩)
【23日】
北見柏陽9―8網走南ケ丘
北見北斗12―8北見工業
