一般会計補正予算など可決し閉会

2025-06-27 掲載

(北見市/政治)

定例北見市議会

農業への助成、若松市民スキー場の修繕費など1億3430万円追加、総額801億6800万円に

 定例北見市議会は26日、2025年度一般会計補正予算など議案8件、専決処分など報告9件を可決し、閉会した。

 一般会計の主な補正予算は、畑作物の持続的な生産体制の確立に向けた各種助成9420万円、若松市民スキー場の機材修繕費940万円など1億3430万円を追加し、補正後の予算総額は801億6800万円。このほか、市立相内義務教育学校の設立を求める請願は、反対多数により不採択とした。

 23日の福祉民生常任委員会では、へき地保育所の若松保育所について、来年3月末で閉所することが報告された。

 説明によると、現在の児童数は9人。同保育所は入所児童の中に地域の子どもがいない状況が続いており、今後も児童数の増加が見込めないとして、地域や保護者と協議し、閉所の手続きを進めることとした。

オホーツク森林産業振興協会の不適切会計処理の対応を説明

 24日の産業経済常任委員会では、不適切な会計処理が発覚したオホーツク森林産業振興協会に対する市の対応を報告。オホーツク木のプラザを運営する同協会では、今年3月に不適切な会計処理が判明し、4月1日から臨時休館している。

 説明によると、同協会は5月末までに会計処理を含む24年度会計決算を整理し、6月19日の理事会で報告された。現在、再発防止策をはじめ今年度の事業計画、予算案を作成中。また、同協会からの要請を受け、市は6月1日から主幹職1人を同協会に派遣している。

 また、市は同協会に負担金を支出しているが「不適切な会計処理に一定の整理がなされるまで今年度の支出を見合わせている状況。木のプラザは重要かつ必要な施設であり、職員の派遣を決めた」と説明した。

おんねゆ温泉花公園施設は民間に売却へ

 今後については「道や関係自治体などと歩調を合わせながら協会の立て直しに向けた支援を行い、事業内容や体制を見極めたうえで、施設の再開時には速やかに応分の負担をしていきたい」と述べた。

 このほか、財政健全化計画に基づき今年度末で廃止するおんねゆ温泉花公園施設(根々の丘、花えーる)は民間に売却する方針であることを明らかにした。 (柏)

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