現在、日本には様々な問題がある。私はその中でも再犯率について調べてみた。そこで起きている問題点と、その解決方法を自分なりに考えまとめてみたので、聞いてほしい。
まず、日本の再犯率は約49%と二人に一人が再犯をしてしまうといった割合になっている。これは世界的に見ても高い割合であり、深刻な問題であることがわかる。なぜこのようになってしまうのか、その原因を大きく二つに分けて説明していこうと思う。
一つ目の原因は、出所後の住居の確保が難しいということだ。まず大前提として犯罪者が社会復帰するためには、職を見つけ生活を安定させる必要がある。そのためには住所が必要となる。普通の人ならさほど難しいことではないだろう。しかし、前科がある場合は別で、入居を許可した場合のリスクが大きすぎるのだ。例えば、自分がアパートの大家で前科のある人を入居させたとしよう。そうすると、他の入居者はあまりいい思いをしないだろう。「犯罪者と一緒に住むのなんて無理」と言い、退去する人が出てくるかもしれない。そうなると自分の収入が減り生活が安定しにくくなる。こうした理由で住居の確保が難しくなっているのが現状だ。
二つ目の原因は、再犯者の職業経験が無いということだ。どのくらいの人が働いたことが無いのかというと、再犯者の七割ほどになる。私はこのデータを見たとき、「多すぎでは?」と思った。
なぜ、職業経験の無い人が、再犯者に多いのか。自分なりに考えてみた。まず思ったのは、「うつ病などの精神病にかかっている」ということだ。これらのような病気になっていればまず働く気もわいてこないし、一時的なストレスによって犯罪を繰り返すこともあり得る。実際自分もそのような状態になったら同じことをしてしまうかもしれない。そう思ったので一つの例として挙げてみた。他にも「イライラしたからやった」というように自分勝手な理由でやるような人もいるかもしれないが、大体の理由はうつ病などの精神病が原因だと思う。
では、これらの問題を解決するにはどうしたらいいのか?今から説明してこうと思う。
まずは、働く意欲のある再犯者への支援だ。素行の良い者のみに限定して、仮住居の提供や生活支援を行うべきだ。そうすれば、とりあえず最低限必要な物はそろうし、安定した職を見つけやすくなるだろう。職業経験の無い人には、職業訓練の支援や自立できるよう一人暮らしのアドバイスを受けることのできる説明会を行うなどの、就職に関するサポートを手厚くするべきだ。ここまですればゼロとまではいかないにしろ、再犯者の数を減らすことができるだろう。
今回私は再犯防止について話した。これらの問題は世界でも深刻な問題となっているが、色々な人達で協力すれば解決すると思っている。私には施設や法律をつくる力は無いが、少しでも良い方へいくように行動しようと思う。