社会を明るくする運動 一人ひと言

2025-09-01 掲載

(北見市/社会)

オホーツク社会福祉専門学校 小山 璃紗

子どものメンタルヘルス

 近年、子どもの不安や心の不調が増えている。2024年の小中高生の自殺者数は512人で、年々増加している。背景には人間関係や家庭問題、将来の不安など様々なストレスがあるとされる。子どもの悩みに対して「弱いから」「大したことない」と考える大人も多く、それが子どもを相談しづらくさせSOSを見逃す原因ともなる。

 私自身も、かつて学校生活や将来のことで悩み、登校することがつらくなった時期があった。その際、先生にスクールカウンセリングを勧められ、はじめて心の悩みを話すことができた。「話してもいい」と思えたことで心が軽くなり、再び前向きな気持ちで学校に通えるようになった。

 心に悩みを抱える子どもを支えるために「いのちの電話」や「♯いのちのSOS」など相談窓口の存在を広め、学校でメンタルヘルスを学ぶ機会を増やす必要がある。子どもがつらいと言える社会を作れば、生きやすくなる。私は自分の経験を通して、そう強く考える。

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  • 社明運動

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