津別町在住の佐野繁子さん(96)が、ひ孫の誕生を祝う花壇を自宅に完成させた。3月に誕生した類くん(0)の健やかな成長への願いを花壇に込めた。世話を欠かさず維持し、通りがかる人らの注目を集めている。
縦約3・5㍍、横約6・5㍍ほどの花壇にテランセラで「祝 るいくん」の文字を表現。周りをベゴニアやペチュニア、マリーゴールドで飾った。
テランセラは、成長後に隣りの株と葉が密着し、つながって文字として読めるよう、10㌢ほど間隔をとって植えるのがこつという。
類くんは佐野さんにとって13人目のひ孫。「かわいらしくて仕方ないです」と目尻を下げる。
猛暑を避けつつ、伸びた葉を摘んだり、草取りなど世話を欠かさず、花壇に加え、鉢植えや家庭菜園の野菜や果実の世話も日課にしている。
96歳の現在も自家用車を運転して出かけ、友人とおしゃべりを楽しむ。「自由にさせてくれる家族のお陰」と感謝。「来年はどんな花壇がいいかな」とすでに構想を練っている。 (浩)