
北見日産自動車株式会社(竹田貴彦社長)と美幌町が20日、「電気自動車を活用した災害連携協定」を結んだ。災害に伴う停電発生時に、同社が避難所などに電気自動車を出動させ、電力を供給する内容。役場で手交式が行われた。
同社によると、同社の電気自動車1台で、一般家庭のほぼ4日分、スマートフォンなら6千台を充電する電力を供給できる。協定は全国で280件目、道内では17件目で、オホーツク管内では小清水町に次ぎ2件目になった。
手交式では竹田社長と平野浩司町長が協定書を交わした。
美幌町は公用車でニッサンの電気自動車を2台保有。平野町長は「町民の安全、安心を高める協定で、心強く感じています」と締結に感謝。竹田社長は「美しい自然をもつ美幌町と協定を締結できて光栄」と期待感を表した。 (浩)