
高齢者の筋力向上や介護予防に効果があるとされる「いきいき百歳体操」が20日、北見市高栄東町のデイサービスで開かれ、高栄東町むつみ町内会の会員11人が参加した。
同町内会では「みんなで集まって活動できないか」と考えていたところ、この体操を知った。しかし、最寄りの公共施設は高齢者にとって通うには遠く、集まることが難しかった。今回、地域のデイサービスが会場を提供したことで開催が実現した。
指導は同市中央包括支援センターが担当。体験会に続き、初回は体力測定を行い自分の状態を把握。その後は週1回の体操を続け、3カ月後、6カ月後の効果を確認していく。
この日は2回目の開催で、前回行った体力測定の結果がそれぞれに渡された。
体操は準備体操から始まり、椅子に座ったまま行う。手や足に400㌘のおもりを付けた運動もあり、ゆっくり行うのが特徴だ。
参加者からは「ゆっくりとした動きだが、じんわりと汗が出てくる。筋肉を使っているのがよくわかる」との声が聞かれた。
同町内会会長の片山豊さんは「この場所ならみんなが通いやすい。協力いただいてとても感謝しています」と話す。
体操は今後も同デイサービスで、毎週水曜日に参加者主体で行われる。
「いきいき百歳体操」についての問い合わせは、最寄りの包括支援センターへ。 (知)