介護予防に効果があるとされる高齢者向け運動プログラム「いきいき百歳体操」の体験会が19日、北見市内の北光地域会館で行われた。会館を拠点に活動する北光老人クラブの会員と地域住民13人が参加し、無理なく体を動かした。
市と市地域包括支援センター(高齢者相談支援センター)は、百歳体操を軸に活動する住民主体の「通いの場」の普及に力を入れており、体験会の開催など、介護予防に取り組みたい市民グループの支援を行っている。
体験会では理学療法士の資格を持つ南部包括の職員がポイントを解説しながら体操を指導。参加者達は手首や足首に重りを付け、動画を見ながら腕や足をゆっくりと動かした。「じんわり体が熱くなって、効いている感じがする」と感想を口にする参加者もいた。
同クラブでは「みんなが集まる機会になれば」と、かねてから百歳体操に取り組みたいと考えていたそうで、「通いの場」として毎週月曜日に体操を継続していくことを決めた。
次回の活動は26日(月)午前9時から。誰でも無料で参加できる。同クラブ会長(82)は「地域の人にも参加を呼びかけ、みんなで無理なく、こつこつ健康づくりを続けたい」と話した。
南部包括地域での通いの場の開設はこれで11カ所目となる。 (理)