
吉田 葵さん
大きさ、つながり難しかった
「誕霊降徳」と書いた作品で最高位に。指導者の松尾萩央さんは「空間の処理能力がとても高い」と、センスの高さに目を見張る。
コンクールに出品するため、市内の稽古場で半紙に向かった。「字の大きさ、字のつながりが難しかったです」と振り返る。
出品作が完成し、客観的に見てみると、「伸び伸びと書けているなぁ、と思いました」。
札幌市での表彰式(8月17日)で、賞状とメダルを受け取った。会場には、ほかの表彰者の作品が並び、自作と見比べることができた。
「もっと目立つように、びしっとした字を書けるようになりたいと思いました」
島田 もも香さん
納得いくまで15枚ほど
「小学1~3年」の部で、最高位を射止めた。受賞作は「考」。半紙いっぱいに元気よく書き上げた。
「『考』の『土』にかかる斜めの線が難しかったです」と言い、納得いくまでに「15枚ほど書きました」
1年ほど前、「きれいな字を書きたいな」と思い、書道教室に通うようになった。教室は週1回ペースで開かれ、大好きな姉(小6)と一緒に通う。
松尾さんは「いつも楽しそうに教室にやってくる。楽しい気持ちは作品に現れるもの」とし、最高位の作品については「紙面いっぱいに、はみ出すくらいの迫力ある線。かっこよく仕上がった」と評価する。
書道歴1年の島田さん。今は7級の腕前だ。
「もっと、もっと賞を取れるように頑張りたいです」と張り切っている。


