毛筆で「最高賞」射止める

2025-09-05 掲載

(網走市/文化)

全国書道コンクールで網走の2人

 第56回全国書道コンクール(国際書道協会主催)の「毛筆部」で、網走市の吉田葵さん(南ケ丘高校1年)と島田もも香さん(中央小3年)の作品が最高位の「最高賞」に選ばれた。2人は市内の華心書道教室で腕を磨き、大舞台で高い評価を受けた。 (大)

吉田さん == 株式会社伝書鳩|経済の伝書鳩|北見・網走・オホーツクのフリーペーパー ==
吉田さん

吉田 葵さん
大きさ、つながり難しかった

 「誕霊降徳」と書いた作品で最高位に。指導者の松尾萩央さんは「空間の処理能力がとても高い」と、センスの高さに目を見張る。

 コンクールに出品するため、市内の稽古場で半紙に向かった。「字の大きさ、字のつながりが難しかったです」と振り返る。

 出品作が完成し、客観的に見てみると、「伸び伸びと書けているなぁ、と思いました」。

 札幌市での表彰式(8月17日)で、賞状とメダルを受け取った。会場には、ほかの表彰者の作品が並び、自作と見比べることができた。

 「もっと目立つように、びしっとした字を書けるようになりたいと思いました」

島田 もも香さん
納得いくまで15枚ほど

 「小学1~3年」の部で、最高位を射止めた。受賞作は「考」。半紙いっぱいに元気よく書き上げた。

 「『考』の『土』にかかる斜めの線が難しかったです」と言い、納得いくまでに「15枚ほど書きました」

 1年ほど前、「きれいな字を書きたいな」と思い、書道教室に通うようになった。教室は週1回ペースで開かれ、大好きな姉(小6)と一緒に通う。

 松尾さんは「いつも楽しそうに教室にやってくる。楽しい気持ちは作品に現れるもの」とし、最高位の作品については「紙面いっぱいに、はみ出すくらいの迫力ある線。かっこよく仕上がった」と評価する。

 書道歴1年の島田さん。今は7級の腕前だ。

 「もっと、もっと賞を取れるように頑張りたいです」と張り切っている。

吉田さんの受賞作 == 株式会社伝書鳩|経済の伝書鳩|北見・網走・オホーツクのフリーペーパー ==
吉田さんの受賞作
島田さん == 株式会社伝書鳩|経済の伝書鳩|北見・網走・オホーツクのフリーペーパー ==
島田さん
島田さんの受賞作 == 株式会社伝書鳩|経済の伝書鳩|北見・網走・オホーツクのフリーペーパー ==
島田さんの受賞作

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