
中学校部活動の地域移行(地域展開)を受けて初開催された道内クラブチームによる大会。女子は12チーム、男子は14チームが出場し、トーナメントで北海道の頂点を競った。
オホーツクブラックイーグルスは、北見や網走、美幌、湧別など管内各地の中学生(男子14人、女子18人)が所属。北見を拠点に練習を重ね、今回初めて全道規模の大会に挑んだ。
固い守りと速攻が持ち味の女子は初戦を116―18、2回戦を81―29で圧勝し、準決勝は前半リードを許すも後半は自分たちのペースを取り戻し66―48で快勝。S―UNITE(札幌)との決勝は惜しくも46―74で敗れたが、初出場の大会でみごと準優勝を遂げた。個人で敢闘賞を受賞した佐藤ひまりさん(北見南中3年)は「成績には納得していません。決勝は自分たちのいつものプレーができず接戦に持ち込めなかった。チームが一丸となり、全員の走力とディフェンスを強化したい」と反省や今後の決意を語る。
男子は初戦を64―44、2回戦を71―38で勝ち上がり4強入りしたが、準決勝は62―75で惜しくも敗れた。決勝と3位決定戦は熱中症の危険があるため中止となり、決勝の2チームが優勝、3位決定戦の2チームが3位となった。
男子は1、2年生が主体。総じて小柄ながらもスピードとコンビネーションを武器に健闘し、全道のトップクラス入りを果たした。個人で優秀賞を受賞した髙橋蒼生くん(北見南中2年)は「目標にしていた決勝に行けず悔しい。体が小さい分、泥臭いバスケをして強くなりたい」と話している。
次の目標は今月北見地区大会が開催されるジュニアウインターカップ。全国につながる大会で、夢は大きく全国優勝だ。 (柏)
