
日本赤十字北海道看護大学と北見藤高校は9日、高大連携に関する協定書を締結した。教育や研究での交流・連携を深めることを目的としている。
高校生の視野を広げ、進路に対する意識や学習意欲を高めるため、今後は同高校の生徒が同大学の授業を見学(オンライン対応も可)したり、同大学の教員が同高校で講義を行うなど、在学中に大学教育を体験できる機会を設ける。
この日は同大学で締結式が行われた。同大学の安酸史子学長はあいさつで「大学教育が求める学生像や教育内容への理解を深め、教育や研究に邁進し、さらなるキャリアアップへの道を開いてほしい」と話した。
同高校の堀俊一校長は、現在の北見市の情勢に触れ、卒業後に地元へ戻ることに不安を抱く生徒が増えている現状を指摘。「医療や福祉の分野は地域社会には重要な営み。本校の生徒たちが大学での学びや出会いを通じて、思いやりの心を育み、将来は北見市やオホーツクの地で力を還元してくれることを願っている」と述べた。 (知)