
北見市在住の女性(82)が10日、地域の子ども達のためにと、北見子ども食堂連絡会に100万円を寄付した。女性は市役所を訪れ、連絡会の事務局メンバーに目録を手渡した。
女性は、子ども達の健全育成を願い、これまで市の奨学金支給事業に寄付したり、学習用デジタル端末を寄贈するなど、多額の寄付を行っている。
同連絡会は市内で子ども食堂を運営する7団体で組織。今年6月に発足し、食材の有効活用や無理のない活動継続を目指し、情報共有を行っている。
終わりの見えない物価高騰や10月からの施設使用料の値上げを控え、活動の継続に危機感を抱く中での善意に、連絡会の代表は「活動に対するご理解、支援してくださる気持ちがとてもうれしい」と感謝した。
女性は「私は自分にできることをしている。これからも子ども達においしい食事を提供してあげてほしい」と思いを語った。 (理)