北見市常呂の大岸竹男さん(71)は、写真歴約25年。地元常呂を題材に写真を撮り続けており「ふる里写真家をめざしています」と笑顔をみせる。
生まれも育ちも常呂町。「『ふる里』常呂の風景を残していきたい」と写真を撮り始め、「98%が常呂で撮った作品」という。
常呂の魅力は「海、サロマ湖、山と3つがそろっている」。今年の道美展写真部で入選した「銀波の漁船」は、朝日に輝くオホーツク海の波にシャッターを切った。波の美しさはもとより、浜辺には釣り人の釣り竿、海には漁船、遠くに能取岬が見え、常呂ならではの作品になっている。
今回応募した3点すべて常呂で撮影。一番自信があった作品とは違う作品が一次審査を通過、入選し「正直悔しさもあったね」と明かす。
道美展には知人に誘われ応募し始め、入選は今回で5回目、昨年は奨励賞を受賞した。「さらに入賞をめざして挑戦し続けたい」と考える。
「地元の人間が一番いい時に、いい景色を撮ることができる。ふる里のいいところを撮っていきたい」と話している。
今回入選した大岸さんの作品は、北見信用金庫常呂支店に展示している。