
北見の長谷俊也さん(69)の写真展が、北見市美芳町のコメダ珈琲店北見夕陽ヶ丘店で開かれている。「オホーツクの四季」をテーマに四季おりおりの風景写真など、14点を展示している。14日まで。
長谷さんは元中学校教諭。高校時代から写真を始め、一時遠ざかっていたものの2年ほど前から再びカメラを手にし、各地で個展を開いている。
毎日のように同店を利用する長谷さんが、同店で写真展をするのは2回目。店内は季節ごとに装飾を変えており、今回は「芸術の秋」として長谷さんの作品を展示した。
畑に巻きあがった土煙が太陽の光を浴びてまるで炎のように見える「焔立つ」、樺太に渡った幼いころの父に思いを馳せ、稚内港北防波堤ドームを写した「慟哭の歩み」など、物語を感じさせるような作品が並ぶ。
同店の山田大晟店長は「写真を飾ると店内の雰囲気も変わります。長谷さんなど常連さんの思いに積極的に協力し、地元に愛されるお店になっていけたら」と話す。長谷さんは「身近な風景の美しさを改めて見てもらいたい」と呼びかけている。 (菊)