自然豊かな公園の中に作品を展示する「きたみ森んなか美術展」が6日、北見市内の野付牛公園の一角で開かれた。木漏れ日が揺れるさわやかな風の中、個人、団体を含めた29組の絵画や写真、木工などの作品が展示された。
市内のアート作家・おくだなつみさんが主催。公園に隣接する北網圏北見文化センターで開かれている市民芸術祭美術展の初日に合わせ、アートで街を盛り上げようと昨年に続いて企画、開催した。
市民芸術祭に合わせ今年も開催
生演奏を聞きながら29組の作品を
北見、美幌といった道東や道内をはじめ、海外などで活動するアーティストらも参加。木や公園を傷つけなければ、展示方法や場所は自由で、それぞれ木や枝に吊るしたり、切り株に置くなどして作品を展示した。市内の保育園の子ども達による手形などを使ったかわいらしい作品や、1910年代をはじめとする北見の古い写真約150点も並んだ。
また会場では、美幌の音楽グループ「ケルトレラ」が演奏を披露。訪れた人達は音楽を聞きながらゆったりと公園に点在する作品を楽しんだ。
市内の女性は「この美術展に来たは初めて。北見の自然の中にこんなにたくさんの方が集まり、アートと音楽が楽しめて、素晴らしいと思いました」と笑顔。
おくださんは「今年は昨年を上回る参加がありました。自由で参加しやすい作品展なので、これをきっかけに市民芸術祭などにも展示する人が増えたらうれしいです」と話していた。 (菊)
