
置戸町の学校給食に長年携わった管理栄養士、佐々木十美さんおすすめの調味料や料理を集める「とみフェス」(実行委主催)が4日、町中央公民館で開かれた。「日本一」と称される給食名物のカレーは用意していた250食が完売するなど、盛況なイベントとなった。
現在、町の食のアドバイザーを務める佐々木さんが「食べることで元気に、幸せになってほしい」との思いで企画し、今回で3回目。佐々木さん選りすぐりの調味料をはじめ、だし素材、地場産の野菜、加工品など14ブースが並び、来場者は生産者の思いに触れながら買い物を楽しんでいた。
毎回人気の給食のカレーは、佐々木さんお手製のトマトピューレを使ったドライカレーを用意。程よい辛さとニンジンやごぼうなどの食感が楽しめる味わいで、家族で来場した中標津町の吉田稜くん(8)と弟・舜くん(5)は「野菜がおいしい」と大きな口でほお張っていた。 (理)