美幌・津別地域季節労働者通年雇用促進支援協議会の事業所向けドローンセミナーが8日、美幌町民会館で開かれた。美幌、津別町内の事業所などから約30人が参加。講演やデモフライトを通じ、事業への活用を探った。
人手不足対策としてのドローン活用に理解を深めてもらおうと初めて開いた。桑原電装株式会社スマートビジネス事業部部長の伊藤磨辰さんが「オホーツク圏のドローン利活用と今後」をテーマに講演。ドローンは空撮や農業などの分野で活用され、少子高齢化や人手不足につながるとし、動画を交えて「危険な場所でも安全に作業できる」「人が入れないような場所に行ける」などの利点を紹介した。
オホーツクの普及状況も紹介。「農業ドローンのニーズは空撮より高まる傾向。業務利用できるドローンの必要性を高めることが規制緩和につながると思っています」と述べた。
講演後はドローンのデモフライトが行われ、農業で使われる大型機や、捜索などに使われるサーモカメラを搭載した機体の飛行が実演された。 (浩)