
「秋の輸送繁忙期の交通安全運動」に伴う市民集会と街頭啓発が15日、三輪公園で開かれた。主催の北見地区安全運転管理者協会(佐藤慎也会長)をはじめ、共催の北見警察署や協力団体の北見市女性ドライバー協会などから約200人が参加し、交通安全を呼びかけた。
この時期は各種産業活動の追い込み期にあたり、貨物輸送の増加に伴い交通量が増えるほか、日没が早まり夕暮れ時の歩行者事故などの多発が懸念される。こうした中、オホーツク総合振興局管内では15日(水)から24日(金)までの10日間、「秋の輸送繁忙期の交通安全運動」が展開されている。
佐藤会長はあいさつで、「北見警察署管内での交通事故による死亡者は昨年ゼロだったが、今年はすでに3人が亡くなっている」と述べ、現状に危機感を示した。続けて「日没時間が日に日に早くなり、過去の統計ではこの時期、午後4時から6時の時間帯に死亡・重症事故が最も多く発生している。安全運転のさらなる徹底をお願いしたい」と呼びかけた。また「飲酒運転は死亡事故に直結する極めて危険な行為」と述べ、飲酒運転の根絶にも言及した。
集会後、参加者は同公園前の国道39号沿いの歩道に並び、安全旗や横断幕を掲げて交通安全を呼びかけた。
このほか、「北見メッセ」の店舗前では、来店者への啓発資材配布が行われた。 (知)