調査は今年4月に実施。市教委は市内分の調査結果と併せて全道、全国の結果を公開している。
市内小学生の平均正答率は国語が60・0%で全道平均の65・0%を5・0ポイント、全国平均の66・8%を6・8ポイント下回った。算数は50・0%で全道平均の55・0%を5・0ポイント、全国平均の58・0%を8・0ポイント下回った。理科は54・0%で全道平均の56・0%を2・0ポイント、全国平均の57・1ポイントを3・1ポイント下回った。
国語は「読むことの内容」、算数は「測定の領域」、理科は「エネルギーを柱とする領域」に課題が見られた。
市内中学生の平均正答率は国語が52・0%で全道平均の54・0%を2・0ポイント、全国平均の54・3%を2・3ポイント下回った。数学は44・0%で全道平均の47・0%を3・0ポイント、全国平均の48・3%を4・3ポイント下回った。理科(IRTスコア※)は506で全道平均の505を1ポイント、全国平均の503を3ポイント上回った。
国語は「書くこと」(特に記述式問題)、数学は「数と式」、理科は「エネルギーを柱とする領域」に課題が見られた。
【児童生徒へのアンケート調査】
市内小学生は1日1時間以上勉強する児童が平日34・5%で全道平均の47・9%、全国平均の54・0%を大きく下回った。市内中学生は50・6%で全道平均の53・5%、全国平均の61・6%を下回った。
市教委は課題解決に向け、家庭学習の推進や授業改善、ICT活用による指導方法の工夫などで「学習指導の質の向上に努める」としている。
※IRTスコアは2025年度調査から、中学生の理科の全国学力テストに導入。各設問の正誤パターンから学力を推定する統計的な手法に基づく得点で、500を基準とし、全国平均や他の自治体、過去の調査との比較が可能。