
北海道高校駅伝競走大会が全国大会の道予選を兼ね12日、網走スポーツ・トレーニングフィールド特設コースで開かれた。寒さと強風の厳しいコンディションの中、選手達は都大路への出場権をめざし懸命に走り継いだ。
同会場で開かれるのは2022年以来3年ぶり。78回目の男子は22チーム、41回目の女子は14チームが出場した。
男子は札幌山の手が7年連続優勝。アンカーを務めた増田優太朗選手(1年、美幌中出身)は区間賞ながら「自分の走りができなかった。全国大会ではもっといい走りがしたい」と前を見据えた。
管内勢のトップは昨年と同じ北見北斗で粘り強く順位を上げ6位。駅伝チームの嘉藤颯大主将(3年)は「たすきをつなぐことができて良かった。楽しかった」と高校の陸上競技生活を締めくくった。
女子も優勝は札幌山の手で、昨年に続いて男女アベック優勝。
管内勢のトップは北見北斗で5位。今年は単独チームで臨み、合同チームで参加した一昨年に次ぐ入賞。かつて12年連続入賞の実績を誇り、アンカーを務めた小林万葉選手(1年)は「抜かれるとカッコ悪いので、意地で走った」と3人を抜き、区間5位の好走。1、2年生中心で伝統の走りの復活へ皆で喜び合った(同右)。 (寒)

