道警北見方面本部生活安全課は管内の特殊詐欺発生状況を9月末現在でまとめた。
今年1~9月の特殊詐欺認知件数は17件で被害額は約9010万円。前年同期比で件数は10件、被害額は約8370万円上回っている。
特殊詐欺の内訳は、オレオレ詐欺が9件で約8080万円の被害(前年比8件、約7920万円増)と突出して多く、架空料金請求詐欺が8件で約930万円の被害(同比4件、約510万円増)。
従来は「会社の大事な資料・お金をなくしてしまった、おばあちゃん助けて」などといった孫をかたるオレオレ詐欺が多かったが「今年は圧倒的に警察官をかたる特殊詐欺が増えている」と同課。
そのほか、SNS型投資・ロマンス詐欺の認知件数は9件で被害額は約4080万円(前年同期比1件増、約4610万円減)。
同課は「警察は次のことはしません」と注意を呼び掛けている。
・SNSで連絡すること
・警察手帳や逮捕状などの画像を送ること
・逮捕すると言って金銭を要求すること
このような場合は最寄りの警察または「♯9110」に相談を。