
北見市端野町のトランポリンクラブ「サンスピリッツ」の選手4人が、10月に帯広市で開かれた北海道年齢別トランポリン競技選手権大会で3位以上の入賞を果たした。
阿部慎司さん(北見柏陽高1年)が個人男子15~16歳で優勝。今回初めて2回宙返りを演技に取り入れ「予選は技を通すことだけを考えて、結果的に良い演技ができました」。決勝は優勝を争うライバル選手が失敗。「優勝がちらついてやりづらかったが、何とか通すことができました」と胸を張る。
半年後には全国大会を控えており「2回宙返りを増やして臨みたい」とやる気をのぞかせる。
女子では、吉田美麗さん(北見藤高3年)が個人女子17歳以上で2位に入った。今大会で、15年続けてきたトランポリンを引退。持っている技を全て演技に組み込み、最高難度点賞を受賞した。「満足いく演技ができました」。
競技後には長年のライバルや、クラブの選手らからメッセージやプレゼントを受け取った。「トランポリンをやってきて良かったです」と笑顔。高校卒業後は美容師を目指すという。
後藤実愛さん(北見柏陽高1年)は、同15~16歳で3位。2回宙返りなどに挑戦し、自己最高の難度点を記録した。「違う2回宙を入れて通し、さらに高い点数を目指したい」と話した。
吉田さん、後藤さん、中野翠藍(すいら)さん(北見南中1年)で臨んだ団体は2位に入った。中野さんは「2位に貢献できてうれしい。個人でも成績を伸ばしたい。印象に残る演技がしたいです」と活躍を誓った。 (浩)