北見市本沢の市営本沢牧場で10月30日、市内の酪農家から預かっていた乳牛をそれぞれの牧場に戻す「一斉退牧」が行われた。
同牧場は生産者の負担軽減などを目的に、毎年5~10月の約5カ月間、出産経験のない若い牛を中心に預託管理を行っている。
今年は期間中に114頭を受け入れ、約270㌶の起伏に富んだ草地に放牧。この日はたくましく、健康的に育った乳牛78頭が体重測定などを行った後、1頭ずつトラックへと誘導された。出産を控えた牛も多く、市職員は「放牧によって足腰が強く、丈夫に成長した。お産もスムーズにいくと思います」と話していた。
このほか、留辺蘂自治区の市営大和牧場は23日、市営花園牧場は31日に一斉退牧を終えている。(理)
