
北見工業高校建設科の2年生13人がこのほど北見三輪小学校を訪れ、3年生の図工の授業で、釘打ちなどを指導する出前授業を行った。
同建設科が三輪小を訪れるのは7年目。今年の11月には4年生の図工の授業でものこぎりの指導を行っている。
この日生徒達は、3年生の2クラスの授業を担当。児童がそれぞれイラストを描いた板に釘を打ち付けるなどし、ビー玉を転がして遊ぶスマートボール作りを行った。
生徒達は児童のグループに入り、安全に作業できるように目を配りながら金づちの持ち方など、釘打ちを中心に教えていった。
生徒の指導を受けた3年生の椙岡俊幸くんと鈴木なつめさんは「楽しかった。釘を打つ時にずれないように抑えてくれたり、金づちの使い方とか優しく教えてもらいました」とそれぞれ話し、笑顔をみせた。
工業高校の日野亜南さんは「安全面に一番気を付けました。上手に指導できたと思います」。三輪小出身の佐藤大雅さんは久しぶりの小学校の校舎に「思っていたよりも(机などが)小さくて…」と感慨深げ。児童達には「難しいことも理解してもらえてうれしい」と話していた。 (菊)