
北見市内の北見、端野、常呂、留辺蘂の各まちづくり協議会は14日、各自治区内事業の今後のあり方について辻直孝市長に答申した。
各まち協は市長の諮問に基づき、それぞれの自治区で優先的に実施すべき事業などを協議。要望書では、各自治区ごとに最優先の3項目を含む要望事項を掲げている。
北見は北見赤十字病院など救急医療支援の継続をはじめ、小中学校の計画的な改修、老朽化する橋梁の計画的な点検・維持補修を要請。
端野は協栄ダムの水利を利用した畑地かんがい施設を整備する土地改良事業市負担金をはじめ生活道路を修繕するオーバーレイ舗装整備事業、まちづくりパワー支援補助金の継続を求めている。
常呂は農業に特化した地域おこし協力隊員の配置、劣化する防災行政無線の更新整備、老朽化する常呂町斎場の施設整備を要請。
留辺蘂は留辺蘂町斎場の機器更新、20号線道路整備、ハナワビバウシ川の氾濫防止に向けた護岸改修工事を求めている。
この日は北見の河合昭徳会長、端野の中島英樹会長、常呂の表政治会長、留辺蘂の坂口廣典会長と各まち協の副会長が出席し、それぞれの要望書を辻直孝市長に手渡した。
辻市長は「答申に基づき、第8次実施計画と来年度予算案づくりに向けて考え方をまとめたい」と語った。 (柏)