
北見市の上ところ地区自治会連合会(髙橋日出男会長)と地域住民協働組織「上ところさくら会」(中島邦夫会長)は18日、上ところコミュニティプラザの安全対策を求める「緊急要望書」を辻直孝北見市長に提出した。
市によると10月下旬、清掃業者が同プラザ天井のガラスのひび割れなどを確認。ガラスや建材が落下する恐れがあることから、市と地域住民は施設内にテントを設置し、注意喚起の表示をするなど応急対策を講じている。
同施設には市の出張所をはじめ市立図書館の分室、多目的室、研修室、トイレなどが配置され、主に地域住民が利用。築後約30年を経て老朽化が進んでおり、7年前には屋根の一部を改修している。
要望書では屋根材が落下した場合、歩行者を直撃する危険があることから「一日も早期に屋根の改修を要望する」としている。
高橋会長と中島会長らは「地域の核となる施設なので早急に点検し、専門家に意見を求めてほしい」などと要請した。
対応した武田雅弘副市長は「地域の拠点施設であり、私自身が現場を確認した上で、早急に安全確保と導線確保の対応について協議する」と述べた。 (柏)