
北見市北見自治会連合会の町内会意見交換会がこのほど、北見市東三輪のサンライフ北見で開かれた。北見自治区内の町内会長や自治連役員ら約50人が参加し、役員不足などによる町内会の存続や解散などについて実践発表とグループ討議で意見を交わした。
実践発表では「町内会組織を存続し、継続して活動できるために」をテーマに、とん田東町ひまわり町内会の工藤仁志総務副部長が発表。同町内会の役員会ではこれまでに「今後、役員のなり手がいるのか不安」「万が一、町内会を解散したらどうなるのか」「町内会の解散は決して他人ごとではない」などの意見が出されていたことを明かした。
「総会・新年懇親会の開催」「会費の徴収」といった現在の町内会の活動内容12項目と町内会を解散した場合の影響をそれぞれ挙げ、その中から生活に欠かせない項目を「街路灯設置と電気料金支払い」「ごみステーションの設置と運営」とし、「町内会存続に向けて考えられる最低限の活動」と位置づけた。
将来を見据えたときに必要なことを「今の町内会で何が必要で何ができそうなのかを考えること」「町内会の活動を実態に即して常に見直し、改善する姿勢が重要である」と語った。
参加者が7つのグループに分かれてのグループ討議では「役員の担い手不足の解消方法について」「町内会の存続に向けた改善策について」の2つのテーマで意見を出しあった。
それぞれ話し合ったことをグループの代表者が発表。「役員の業務見直し」「コミュニケーションの機会を増やし、絆を深めることが大切」「老人クラブとの連携・協力も検討する必要があるのでは」などの意見が挙がった。
