「ふるさと納税ごちそう アワード」で金賞受賞

2025-11-26 掲載

(北見市/社会)

北見のスイーツ店「ケーキハウス・ティンカーベル」が

 1989(平成元)年の開業当時から地域で親しまれてきたこの商品について、代表取締役の柏倉一敏さんと、娘で取締役の黒田有宇さんに話を聞いた。

全国の和洋スイーツ部門で高評価
オホーツク産小麦粉を使用

左から柏倉一敏さん、かすみさん、黒田有宇さん == 株式会社伝書鳩|経済の伝書鳩|北見・網走・オホーツクのフリーペーパー ==
左から柏倉一敏さん、かすみさん、黒田有宇さん

 「ふるさと納税ごちそうアワード」は、今年から始まったイベントで、作り手の想いやこだわりが詰まった食に関する返礼品を表彰するもの。お取り寄せの情報サイト「おとりよせネット(アイランド)」と地方創生支援に実績がある「LOCUS BRiDGE」が主催し、7月1日から8月26日まで応募を受け付けていた。

 1次審査では返礼品の申し込みページの分かりやすさや内容が審査され、最終審査は試食が行われた。

 黒田さんは「応募されたことは知らず、代理店から試食提供の連絡を受けて初めて知りました」と振り返る。「代理店が作った申し込みサイトのおかげで1次審査を通過した」と感謝を述べた。

 受賞の感想を聞くと黒田さんは、「全国からエントリーされた中での受賞なので、とても嬉しいです」と語る。

とろけるチーズにサクサク生地

 金賞を受賞したチーズベークのパイ生地は、オホーツク産小麦粉を使用。チーズは4種類(北海道フレッシュチーズ、フランス産、オーストラリア産2種類)と、自家製カスタードクリームをブレントしている。とろけるようなクリームチーズとサクッとした生地が特徴で、客からは「こんなチーズケーキ、初めて食べた」といった声も寄せられている。

 この商品を考案したのは、東京や札幌で菓子職人として腕を磨いた、柏倉さんの妻でパティシエのかすみさん。おしゃれな帽子がトレードマークだ。

創業当初は口コミで広まる

 柏倉さんは「オープン当時はまだインターネットもなく、口コミで広まりました」と振り返る。また、「冷凍にするとクリーミーさが減るので、すべて冷蔵発送です。そうすると賞味期限が短くなるのですが、それでも注文していただけるのはありがたいです」と笑顔を見せる。

 授賞式は6日に東京で行われ、黒田さんが参加した。「もともとは地元の方の口コミから全国に広まった商品なので、これからも地元の方々に喜んでいただけたら嬉しいです」と語った。 (知)

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